今まで知らなかったのが不思議なくらいの名作。こども(みらいのおとな)から老人(ゆうゆう人生期)までの、あまりにも長くて、しがらみを作ったり壊したりする人生についての映画。いろいろな年代の登場人物と互いの考え方が重層的に折り重なり、物語の視点が撹拌される。 2000年代、地方、坂の町、配達、情報の一方通行、過去、しがらみ。静的な画面内に、いろいろな意味のリンクが張り巡らされていて、人物の語りを聞きながらゆっくりそれを結んでいくのが楽しい。小さいとも大きいとも言えない展開だけれど、心を締め付けられるような後味がある。

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