Gardenは、メモを分類して収納するための場所ではなく、ページ同士を結びながら思考の形を育てていく場所です。すべての記録を同じ「ページ」として扱い、それが作品、日記、研究、人物、概念のどれなのかを最初から固定しません。ページの意味は、何とつながり、どこから言及されているかによって徐々に現れます。
ページ間の関係には、明示的な「ページリンク」と、文章中での言及があります。ページリンクは強い関係として双方向に扱い、本文リンクは「この文章があのページに触れている」という方向を持ちます。バックリンクによって逆側からも辿れるため、一つの概念が別の文章でどのように使われているかを発見できます。
Gardenでは、文章を完成させてから保存・公開する必要もありません。短い思いつきから始め、後から書き足し、別のページと結び、必要なら公開します。公開後も同じページを手入れし続けられます。「庭」という名前は、記録を完成品ではなく、継続的に変化するものとして捉える姿勢を表しています。
原本を自分のPCにあるMarkdownとして保持することも重要です。アプリや公開サイトはその原本を扱うための窓であり、サービスそのものに文章を預けるわけではありません。公開サイトには公開を選んだページだけを反映し、非公開の思考も同じ知識空間の中に安全に残せます。
つまりGardenとは、あらかじめ決めた分類に記録を当てはめるのではなく、書き、結び、読み返すなかで、自分の関心や思考の構造を後から発見するためのWikiです。私たちのGardenでは、そこに双方向のページリンクや、リンク構造から入口を作る得点表示を加えています。これは文章の価値を順位づけるものではなく、今の庭を歩き回るための案内です。