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3-1
web上にパノラマ写真を置く。そこには、このパノラマの8方向の音を収録した1分ほどの音声ファイルが8つ埋め込まれている。パノラマ写真の、8つに区切られた領域にマウスのポイントが行くと、その領域の方向の音が再生される。つまり8領域に8の音がある。ユーザーは、聞きたいと思った方向の音を簡単に再生でき、移動することで方向ごとの音の差異を発見できる。
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3-2(YouTube)
方向ごとの音を聞いていると、その方向の風景との結びつきをなんとなく感じる。それは道路が写っていることや、壁があること、空間的広がりがあることなどであり、その方向の風景っぽい音というものがある。そこで、複数のパノラマのそれぞれ8方向で、似たような音が聞こえている領域の風景が入れ替わっていくような映像作品を制作した。
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3-3(パソコン推奨)
3-1を、四角い窓の中に収め、その窓の方向の音が流れるようにした。音がその方向から来ていると耳で知覚する仕組みは複雑である。ガンマイクを使用して録音した音は、そのような知覚をもたらさない不自然なもので、録音したものを改めて聴くと新鮮な感覚を覚える。しかし、いつも私たちがドラマやアニメなどの映像作品を観るときには、画面内(私たちの視線方向)で発生する音がメインでおり、さきほど不自然に思えた指向性のある音には慣れている。四角く切り取られた画面と、その方向に切り取られた音の組み合わせは、思えば不自然だけれど、なぜかリアルに感じることができる。
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3-3.5(スマホ・イヤホン推奨)
3-3は画面と音の方向が一致しているが、今度はそれを180度逆にしてみた。すると、画面に映る風景と音にずれが生じ、そのたびにその音が何なのかを知りたくなる。「振り返る」ボタンを新たに追加して、気になる音の正体を想像・確認することができるようにした。
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3-4(スマホ・イヤホン推奨)
複数の人がそれぞれ使うことを想定した。3.5で振り返ったタイミングの記録を蓄積し、フィードバックできる仕組みを加えた。フィードバックされた記録は1つのスプレッドシートに集約される。「気になる音」というのは、あらゆる雑音の中で、その人にとって特徴的だと感じた音である。「振り返る」ボタンを押したということは、その音は今見えている風景っぽくなく、振り返った視線の風景っぽいものである可能性がある。その人が注目した音が、その風景の性質を代弁しているのならば、その記録を蓄積していけば、風景の記述として利用できるのではないか。
- 3-5(スマホ・イヤホン推奨)