思いついた用語。Interchangeable Space。交換可能な文化を考えたときに。

2023年の夏に愛宕山で『そして、光を知る。』の撮影があったときに訪れたふもとの集落で、上の画像のような家を見かけた。どこにでもあるような感じだけれど、なぜか記憶に残っていた。その後思ったことだが、1階部分のRC構造の上に木造らしき2階部分が乗っかるというのは、ひとつの交換可能建築なのではないか。というのも、構造的に合理的なのは2階までRCで作りきることだが、それをわざわざ土台=プラットフォーム=インフラとして、その上に自由で交換できるものを置いている。
すぐに連想するのが坂出人工土地だろう。
このプロジェクトでは、地上レベルを駐車場とし、その上に人工のコンクリート・デッキの人工地盤を建設し、建替え住宅はそっくり空に持ち上げる。建替えによってすべて過去の建物をクリアランスして、そしてデッキ上に、歩道・広場・児童公園などのある住宅地を建設。また植栽が施され、植物が生い茂っている。当然上にも駐車場も用意されており、坂路を設け自動車も上層に上がってくることができる。空いたGL平面を将来のニーズのために空き地にしておくという斬新な2階建ての都市を実現させた。